Trigger of Microinteractions : スマート電球の罠
はじめに眠りにつくとき、電気を消すのは目を閉じる直前にしたい。自分の家の寝室ではベッドと電灯のスイッチが離れていて、電気を消した後にスイッチから数メートル歩いてベッドにもぐりこむ必要があった。この経路には足をかけてしまいそうな障害物も多く、暗闇の中歩くのは転倒の危険がある。ベッド上から音声で電気のスイッチを操作できれば安全だろう。そういうわけで、先日スマート電球を購入した。【Works with...
View Article退職エントリ:2024-07-13
エレベーターを昇った先にあるフロアは人がまばらで、席は10分の1も埋まっていない。出社しているのは大半が非プロパーの社員で、当時まだリモートワークはプロパー社員に限定された利益だった。上司は退職処理に際し、初めて仕事をもらった新入社員のようにうろたえていた。その長い社歴の中で、退職に立ち会った経験は一度もないらしい。僕とその上司の立会いの下、派遣社員が手を動かし、20年前に作られたままの社内システム...
View ArticlePostgresのデータを`pg_dump`する際に詰まったメモ
PostgresSQLとしてSupabaseの有料プランを利用しているが、主にコストの観点で厳しくなってきた。 今はPostgres上にあるデータをCloudflare D1に移行しようとしており、その過程でPostgres上にあるデータをダンプする pg...
View Article自己紹介2024/08/10
私が21歳(大学3年生ごろ)から社会人にかけての話だ。今までの人生は最悪だった。だから人生をよくしようとした。何が不味かったのかを考え、原因にアプローチした上で改善して実行する。さらに反省事項があればまた考え、次の実行に移す。繰り返し改善してきた。そうやって「健常者エミュレータ」の考えが出てきた。contradiction29.hatenablog.comそのあとは健常者エミュレータの考えを使い、身...
View Article個人開発とプロダクトマネジメント
はじめに個人開発の目的は多岐にわたり、その実践者も多様性に富んでいる。職業エンジニアだけではなく、エンジニアを志す者、技術に関心を寄せる学生といった幅広い担い手たちが、「技術を習得したい」「既存製品では実現できないモノを作りたい」「その場のノリで始めたが、いろいろあって続けざるを得なくなった」など、多様な動機をもって個人開発に取り組んでいる。この包括的な多様性が個人開発の真髄であり、魅力の源泉となっ...
View Article2024年:諦めない
去年の日記を読んでいた。2023年の自分はイベントに参加して技術トークをしたり、技術ブログを書いたり、その他いろいろ人間的な生活をやったり、回遊魚のように動きまわっていたらしい。なぜ活力が湧いてきたのか当時はわからなかった。振り返ってみると、火が燃え尽きる直前に一瞬だけ輝くのと同じだったのかもしれない。やがて火は不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を撒き散らし、今の身体を毒している。絶望は常に私の人生と共...
View ArticleObisidianで書いた日記を感情分析する
はじめにフィクションで、死期の近づいた人物が急に日記をつけ始めるシーンがある。日記とは習慣であり、今まで何も書いてこなかった人間が急に物を書き始めることなどありえないと思っていた。最近になって考えを改めた。孤独と向き合い、何かを残したいと願って創作を行うのなら、日記はもっとも手軽な手段となる。読むのが自分一人しかいないとしても、日記とは過去の自分から未来の自分に向けた伝承だ。孤独と向き合うためには有...
View ArticleVRChatで動画プレイヤーが再生できないエラーに対応する
概要2025年4月、筆者の手元でVRChat上で動画プレイヤーが突然再生できなくなる事象が発生した。YouTube側のBot判定により、YouTubeがyt-dlpによるアクセスをブロックし、ログインを要求したことが直接的な原因であるWindowsのファイアウォール設定にルールを追加してBot判定が行われる状況を回避し、動画を再生できる状態まで復元できた自分用に対処法をメモしておく。何が起こったか2...
View ArticleObsidianのVSCode向け拡張機能を作る
概要Obsidianを使っているうちに、エディターの機能が足りていない気がしてきたObsidianのアプリのエディタ機能を補うためにはVSCode/Cursorを使えばよいが、そうするとObdisianとしての機能が不足するそこで以下の機能を持つObsidianのVSCode向け拡張機能を作り、機能拡張をした...
View Article荒ぶるjestのwatchモードよ、鎮まりたまえ
概要jestのwatchモードを発動した際、特に何も変更していないにもかかわらず、再読み込みを繰り返す現象が手元で確認された原因は、MongoDBがバインドマウントされたディレクトリに対してファイルの書き込みを頻繁に行ったことにより、当該ディレクトリの変更をjest側が検知し、結果的に書き込みの頻度に合わせてリロードされたことだったjest.config.ts内のwatchPathIgnorePat...
View Article日記2025-05-24 : 香の物へし折って食ふ一人者
乱雑に書く。いい句だなと思ったので書き留めておく。香の物へし折って食ふ一人者情報源はTwitterと以下のnoteくらいしかなかった。note.comまとめると表題の句は、江戸時代中期の俳人柄井川柳が選集した『誹風柳多留』に収められた一句「香の物」はたくあんのことで、当時は小分けにしたものなどなく、大きな一本でしか手に入らなかったらしい切っていないたくあんのイメージ(https://hachimen...
View Article日記2025-06-01 : 関数型ドメインモデリングとEffective TypeScript 第二版を読んだ
TypeScriptを使い始めて2年経った。最近は一番書くのが自然言語、次がTypeScript、逃れられないSQL、みたいな感じになってきている。言語自体にも慣れてきた今日この頃、TypeScriptの気持ちがわからなくなってた。interfaceとtypeって何が違うんだっけ?どう使い分けると嬉しいのか?型を使って現実をモデリングしたい。だがどうやって?会社のコードでよくわからない部分があった。...
View Article日記2025-07-13 : 性格が暗いせいで人に迷惑をかけるのをやめる
私の性格が暗いのは生まれつきだ。記憶の限りでは、明るかった時代は自分にはなかったように思える。一番最初の記憶は夕食中に父親がテーブルを前腕で叩いて味噌汁の入った椀が倒れて中身が溢れる映像であり、気がついたらずっと暗かった。一般論として、幼少期に暗いのであれば、高い確率でその後は根暗として人生を過ごすことになる。私もその一人だ。大人になり、暗いせいで相手に迷惑をかけているんじゃないか、自分の頭の中の認...
View Article日記2025-07-26 : Obsidianで書いた日記を元にGemini CLIにカウンセリングしてもらう
日記を書いていると、書いた日記を読み込んだ上で自分と話してくれる相談役が欲しくなってくる。思い出話やお悩み相談、ブレーンストーミングを実施し、カウンセリングを受けたいが、現実では相手がいない。自分のことをよく知っている誰かと会話がしたいが、そのためには以下のステップが必要となる。既存の人間関係から、踏み込んだ話をしても良さそうな相手をピックアップする関係崩壊のリスクに怯えながら踏み込んだ話をする「こ...
View Article日記2025-08-02 : 人間関係の「確定演出」を見分けられるようになりたい
まだ全然できていないが、これからできるようになりたいと思うことを書く。私はコミュニケーションが言語に依存しがちで、明示的に自分に向けて発言された言語以外の経路で情報をやり取りするのが苦手だった。仕草や表情、声色から相手の意図を読み取れず、言葉を文字通りに捉えるせいで裏側にある意図を理解できない。明示的に自分に向けて発言された言語ではないので、噂話や自分に関する評判など、直接的ではない言語コミュニケー...
View Article日記2025-08-09 : Google Cloud Certified - Professional Cloud Developer 認定資格を取得した
雑な日記を書く。新卒で入社した会社のことを思い出していた。その会社には資格取得補助制度があった。資格取得に関係する費用が補助される上に、合格すれば報奨金が出た。当時の自分は、大学の経済学部からIT業界に入ったばかりだった。Webサービスを個人開発したり、プログラミングの経験はあったりした。一方で体系的な知識が不足した状態にあった。体系的な知識不足を補うために、資格の勉強が有効な手段であると認識してい...
View Article日記2025-09-22 : CosenseのSmart Context機能とDeep...
はじめに週に3回筋トレをするようになってから1年が経ち、体重は5kg減った。筋肉量が増えているのは実感しているが、今よりもパンプアップしたい。外食では適切な栄養素が取りづらく、コストもかかる。ならば自炊すればよい。しかし実際に自炊をしてみると、リスク管理の問題に突き当たる。一人暮らしでは食材が余ってしまう同じレシピにすれば食材が余る心配はないが、飽きてしまうせっかく四季がある国に住んでいるのだから、...
View Articleデータエンジニアリング・チームの方針を考える:人々がインサイトを得るまでのステップの短縮を目指す
はじめに最近、データエンジニアリングを行う3~4人規模のチームを率いることになった。想定していた通りだが、判断能力をスケールさせなければユニットとしての成長はないことを実感しつつある。人間集団において共有される判断基準の統一性・一貫性は、メンバーや利害関係者の予測可能性を向上させる。AIによる無限の作業量増大が起こっている現代において、ボトルネックになっているのは人間の判断能力だ。予測可能性の向上は...
View Articleフルサイクル・データ・エンジニア
って言葉を最近思いついたのだが、調べてみたら求人票の中にはすでにあるようだ。元ネタは、ベンチャー企業の人間がみんな大好きな、Netflixの「Full-Cycle...
View Article日記2025-11-10 : 一人暮らし独身青年男性の東京脱出
同僚や友人を帰納的に観察してみた結果、東京でうまくやれている人間は、以下の3つのうちどれかであることがわかった。世帯がある。家系を共にするパートナーがいる。実家が太く、給与以外の実質の収入がある。給料が非常に高い仕事についている。導かれる結論はこうだ。規模の経済を活用すること。生活にかかるコストは規模の経済が働く。1人で生活する場合のコストは、2人で生活する場合の一人当たりのコストより高い。世代間の...
View Article日記2025-12-15 : 千葉市に引っ越した
Nobody talks about how people who grew up in broken and dysfunctional homes don’t have big dreams. They only dream of having a home no one can take away and a person who won’t abandon them.— 𝒶rα˚˖𓍢ִ໋...
View Articleデータエンジニアとして合理的意思決定過程のスケール・アウトを目指す
人間と社会をしていると、「あなたは何の仕事をしているんですか?」と聞かれる場面があるだろう。普段関わりがない人と仕事をする時とか、自己紹介する必要がある場面とかで。気転を聞かせて、パッと「こういう仕事をしています」と言えるとカッコいいなぁ、と思う。自己紹介の場面じゃなくても、普段から自分が何のために働いているかははっきりさせたい。目的がはっきりしないと、手段と目的を取り違えたりしてむず痒い気持ちにな...
View Article2025年を振り返る
2025年を振り返る際に、まず振り返りのやり方を検討した。振り返りのhowについては、テキストデータを自然言語処理・あるいは単純な統計処理に基づき機械的分析を行う手法と、文字通りに年末に何があったかをRetrospectiveに振り返る「単純な振り返り」の手法の両極端があるだろう。まず機械的分析をやってみたが、去年の結果とほとんど変わらず、つまらないと思ってしまった。かといって単純に振り返るだけでは...
View Article2026年もがんばるぞい!
22026年の決意表明のようなことをやっておきたい。2026年の終わりに見返すことで、今年は微妙だったのか、良い年だったのかを見分けることができるだろうと考えてのことだ。決意は書いておくに限る。まず、去年の試行錯誤の結果として生まれた生き残り戦略を着々と実行していきたい。scrapbox.io健康が第一である。何よりも健康が大事だ。金策をうまく回して、セーフティネットを作る。金の余裕は心の余裕社交を...
View Article日記2025-02-08 : 言葉が意味を失ったんだ
口先だけであればなんとでも言える自信がついてきました。任意の主張を支持するか、支持しないするか、理由をどうとでも述べられる能力がついてきたのだと思います。ロジックは世界観から演繹されています。賛成のロジックの中で、あるいは反対のロジックの中で、世界観を矛盾なく築き上げれば良い。世界観がロジックとなり、人の行動を決定する作用を働かせるのが実態です。「ロジックで説得するのではなく、ロジックを生み出す世界...
View Article人手不足ホワイトカラーにおいて、AIは光となるだろう:ハーネスエンジニアリングをやれ
他人をコントロールすることはできない。他人を自分の思い通りにしようとすることは傲慢であり、倫理に反する何より不可能である他人の内面を知ることはできない共感と呼ばれる行為は、大抵の場合は思い込みか自己投影であり、背景事情への理解を諦めた人間が苦し紛れに行う自己正当化のための理屈に過ぎない社会人を始めて数年経てば、大抵の人間が行き着く結論だろう。ここまではいい。問題は、行き先を失った期待をどこに向かわせ...
View ArticleデータエンジニアリングにおけるAI活用戦略:縦と横のハーネスエンジニアリング
AIが力を発揮できるように周辺環境を整備するエンジニアリングのことを「ハーネスエンジニアリング」と呼ぶらしい。*1AIがBigQuery MCP...
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